防災 ポリ袋調理
災害時に使える!ポリ袋調理法
こんにちは!キッチン取付け隊の西畑です
梅雨が明けたものの、これからは台風や大雨が多い季節ですよね。
ここ数年間、7月は各地で大雨による災害が多くなっているそうです。
以前、非常時に備えたローリングストックという備蓄法をご紹介しました。
今回はさらに調理法について調べてみたところ、
ポリ袋調理というのが便利そうだったので、ご紹介させて頂きます。
実際にわたしも家で試してみたので、是非最後まで見ていってください
まずは、災害などの非常時に調理する時のポイントから見ていきましょう!
災害時に調理する時は・・
消費する食料の順を考える
災害時は停電し、冷蔵庫が使えなくなることが多いです。
そんな時は、できれば傷みやすい冷蔵庫内の食材から使うと良いです。
その次に冷凍庫の食材、それから常温保存の非常食の順で消費します。
ちなみに冷蔵庫内はある程度隙間がある方が冷えやすいですが、
逆に冷凍庫は普段からなるべく詰め込んでおくと
停電時もお互いが冷やし合って保冷効果が続きやすいそうです。
隙間がある場合は、飲料水を入れておくと良いです。
ペットボトルのままか、チャック付き保存袋などに入れて凍らせておけば
非常時に溶かして飲むこともできます。
調理時に使う水は最小限に
災害時は水道が止まり、
水は備蓄や給水所でもらえる分だけになる可能性も高いです。
調理や洗い物で使う分はなるべく抑える工夫が必要です。
キッチンばさみやスライサーがあればまな板を使わずに食材を切れますし、
牛乳パックは開いてまな板代わりにすることができます。
フライパンにアルミホイルを敷いて調理し、
お皿にラップを敷いて盛り付ければ洗い物が減らせます。
汚れを拭き取るキッチンペーパーやウェットティッシュも
備えておくと便利です。
衛生面に気を付ける
災害時は生活環境を満足に保つことが難しく、
免疫も落ちやすいので、食中毒などにかかってしまうと大変です。
調理時の衛生面には特に気を付けたいです。
生ものを食べることは避け、調理したものは早く食べるようにしましょう。
使い捨てのビニール手袋や、除菌スプレーを備えておくと
手洗いできない状況でも衛生的に調理がしやすいです。
ポリ袋調理のポイント
袋の中で茹でたり混ぜたりすることで、洗い物がほとんどでず
鍋の水は再利用もできるというところもメリットです。
以下のポイントをおさえておきましょう!
カセットコンロとガスボンベを備えておく
火を使う調理法なので、ガスが止まる可能性を考えて備えておきましょう。
高密度ポリエチレン製(半透明)の食品用ポリ袋を使う
よくある透明のポリ袋は耐熱性がなく破けやすいです。
鍋底の熱で穴があかないように耐熱皿を敷く
調理時に袋の空気をできるだけ抜く
袋内の空気が多いと浮いてしまって上手く調理ができません。
根元からねじるようにして空気を抜き、上の方で口を結びます。
実践!ポリ袋調理
実際にポリ袋を使ってご飯を炊き、パスタを茹でて試してみました!
ご飯を炊く
材料(1~2人分):
・米1合(500g)
・水1カップ(200ml)
①ポリ袋に米を入れ、少量の水(分量外)で洗って袋の口をしぼりながら水を捨てます。
無洗米を備えておけばこの工程を省けます。
②ポリ袋に分量の水を入れ、空気を抜くように根元からねじり上の方で結びます。
③耐熱皿を敷いた鍋に1/3くらい水を入れて袋を置き、蓋をして火にかけます。
④沸騰したら中火で20分してから火を止め、10分蒸らせばできあがり!
結び目の下を切って、そのままお皿にかぶせれば洗い物がでません。
芯までしっかり火が通っていて、普通に美味しかったです!
レトルトカレーやふりかけ、缶詰などがあると良いですね。
パスタを茹でる
材料(1人分):
・パスタ 100g
・水
・塩(あれば)
①パスタを半分に折ってポリ袋に入れます。
袋におさまりやすく、火も通りやすくなるためです。
②パスタが浸かるくらいの水と塩を適量入れ、1~2時間置きます。
1時間半くらいでパスタが吸水して白くなり、ふやけた感じになります。
③耐熱皿を敷いた鍋に1/3ほどのお湯を沸騰させ、袋ごとパスタを入れて約4分茹でます。
④お好みのパスタソースや缶詰を混ぜて、できあがり!
結び目の下を切ってソースを入れ、袋の中で混ぜればお皿も汚れません。
湯煎が必要なレトルトソースは、パスタと一緒に鍋に入れてもOKです。
茹で上がりはこんな感じで元の色に戻りました!
こちらもしっかり火が通っていて、
パスタが短いので袋のままでも食べやすかったです。
今回実際にポリ袋調理をしてみたのですが、
洗い物がほとんどでず簡単に料理できるので
災害時だけでなく、一人ご飯の時や楽したい時にも
時短料理として使えそうだな~と思いました!
災害が起こってから初めてやってみるのではなく、
日常に取り入れてこのように調理して慣れておくことも
十分な備えになりますよね。
みなさんもぜひ試してみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!