ラップ ポリ塩化ビニリデン ポリエチレン
知っておきたい!食品用ラップ原材料の違い
こんにちは!キッチン取付け隊です!
今回のコラムは、お家のキッチンに欠かせない
食品用ラップのお話です!
食品を保存したり、調理に使ったり、便利なアイテムですよね。
そんなラップの原材料、商品によって違いがあるのは知ってますか?
主に4種類もあるんです!
・ポリ塩化ビニリデン
・ポリ塩化ビニル
・ポリエチレン
・ポリオレフィン
聞き慣れないカタカナばかりです・・。
私は最近まで知らず、価格や使いやすさだけ見て選んでました!
家にあるラップが3種類あったので見てみました↓↓
原材料は上二つがポリ塩化ビニリデン、一番下がポリエチレンです。
今回は、家庭用に多く使われる
ポリ塩化ビニリデンとポリエチレンのラップについて
違いを調べてみました!
ポリ塩化ビニリデン(PVDC)
ポリ塩化ビニリデンの成分は、
70%が塩由来(塩化ナトリウム)、残り30%が石油由来です。
家庭用ラップの中では最も歴史が古く、現在でも多く使われているようです。
CMでもお馴染みのサランラップ、NEWクレラップなどもそうです。
食品用ラップとしての特長は、酸素、水分、臭いを通しにくいこと。
そのため、機能面でのメリットがたくさんあります。
・食品の酸化を防いで、湿気からも守ってくれる。
・水分を保つので食品の乾燥を防いでくれる。
・キムチやニンニクなど、冷蔵庫で臭い移りしにくい。
・耐熱温度は140℃と、電子レンジ調理にも安心。
・密着性が高く、カットもしやすい。
デメリットとしては、価格が少し高いこと、添加物が含まれていることです。
また塩素を含むので、燃焼時にダイオキシンが発生するリスクが挙げれらますが、
現在のゴミ焼却場では800℃以上で完全燃焼させるので問題ないとされています。
こちらのサイトで素材について詳しく説明されています。
ポリエチレン(PE)単層
ポリエチレンという素材は、プラスチック素材の中でも最も安価なのが特徴です。
単純な高分子素材のため、加工がしやすくリサイクルもされやすいようです。
食品用ラップとしてのメリットは、
・安価で購入しやすい。
・添加物がないので安心
・燃焼しても塩素ガスが発生しないので環境に良い
しかし酸素を通しやすく、密着性も低めなので、
食品の劣化や臭い移りしやすいのがデメリットです。
耐熱温度は110℃ありますが、電子レンジ調理にはあまり向いていません。
野菜や果物など、保存中もある程度の酸素が必要な食材を包むのが良いと考えられます。
エコなラップ
最近では、洗って繰り返し使えるシリコンラップや、
自然素材で作られたみつろうラップなどがでてきています。
もちろん、初期費用としては少し高いかもしれませんが、
環境に優しいのはもちろん、
何度も買う必要がなくなるので、長い目でみれば家計にも優しいです♪
いかがでしたでしょうか?
それぞれ原材料の特長を知ると、使い分けもできるようになるので、
これまでより便利なものに思えますよね!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます