浄水器 フィルター 性能
浄水器 フィルターの種類について
こんにちは、キッチン取付け隊の井上です
今回は浄水器についてのコラムです。
浄水器の仕組みや、メーカーによるフィルターの違いなど気になる方は、ぜひ最後までご覧ください!
浄水器の仕組み
浄水器とは、水道水を安全で美味しい水に浄化してくれる機器のこと。
内蔵されているフィルターによって、有害物質を取り除く仕組みです。
浄水器 フィルターの種類
一般的に浄水器のフィルターは、異なるタイプを組み合わせて層になっています。
フィルターの種類は、おもに3つあります。
1.活性炭フィルター
活性炭には非常に小さな穴が空いていて、その穴が有害物質を吸着し浄水します。
塩素(カルキ臭)やカビの除去に優れており、発がん性が指摘されているトリハロメタンや農薬なども除去できます。
2.中空糸膜フィルター
マイクロフィルターとも呼ばれており、活性炭より小さな無数の穴を開けた繊維フィルター。
活性炭と同様、取り除く成分をフィルタに吸着するタイプです。
細菌の除去に優れていおり、活性炭では除去できない赤錆を除去できるのがメリットで、活性炭などと組み合わせることで、幅広い除去物質に対応します。
3.RO膜(逆浸透膜)
中空糸膜フィルターの約100分の1以上に小さな穴が空いているフィルター。
活性炭や中空糸膜と違い、浸透圧を利用して不純物を分離するタイプです。
最も浄水能力が高く、海水を淡水化できるほど。
しかし浄水能力が高すぎるため、水に含まれるミネラルも除去してしまいます。
次の表題で、弊社で人気の浄水器についてお話しします
LIXIL 浄水器フィルターの構造
オールインワン浄水器のカートリッジ(JF-20・JF-21・JF-22)
・不織布:鉄サビなど比較的荒い濁り成分を除去。
・活性炭:残留塩素や溶解性鉛、カビ臭、濁り成分を除去。
・セラミックフィルター:濁り成分を除去。抗菌性を発揮し、細菌の増殖を抑制。
・中空糸膜:雑菌、凝集体などより微細な0.1μm以上の濁り成分を除去。
ビルトイン浄水器のカートリッジ(JF-43N・JF-45N)
パナソニック 浄水器フィルターの構造
TK-HS92・HS71・AS47・AS48・AS30
19物質を除去する高い浄水能力のカートリッジです。
・不織布:ポリエステルなどの糸を絡めて膜状にしたもので、不純物をブロックする働きをする。
・粒状の活性炭+セラミック:活性炭とセラミックを合わせたもの。
セラミックは、小さなアルミナ結晶の粒を固めたもので、
微細孔が均一に入っており、溶解性鉛などを吸着除去する。
・粉末の活性炭:炭などを加工して、吸着性を高めた物質。
吸着面積が大きいので、カビ臭・総トリハロメタンなどの不純物を除去。
・中空糸膜:糸の中央が空洞になっている糸を集めて作った膜。
0.1マイクロメートル以上の粒子や濁り類(赤サビ)を除去します。
RO膜の浄水器は日本では普及していない
RO膜の浄水器は高性能ですが、取り扱いが難しく、設備が高額です。
メンテナンスや交換用のフィルターを考えると、家庭用の浄水器としては向いていません。
そもそも日本の水道水は安全で、そのまま飲むことができます。
より美味しく水を飲むことを目的として浄水器を使用する日本では、危険な水を安全な水に浄水するほどの性能は必要がないのかもしれません。
浄水器の取付け・取替え工事はキッチン取付け隊で!
水は人の命を支える大切なものです。
そんな水をより良いものにするためにも、浄水器はおすすめです
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各メーカー多数の浄水器をご用意できますよ♪
最後まで読んでいただきありがとうございました