IHクッキングヒーター 対応 非対応 調理器具
IHヒーター 非対応の器具を使うと?
こんにちは、キッチン取付け隊の井上です
今回はIHクッキングヒーターについてのコラムです。
IHクッキングヒーターに対応していない鍋やフライパン、非対応のものを使った場合どうなるのかなどお話しいたします
IHヒーター 加熱する仕組み
IHは「Induction Heating(インダクション ヒーティング)」の略で、日本語では「電磁誘導加熱」といいます。
加熱する仕組みは、磁力で電流を発生させ、その電気抵抗によって熱を発生させるというもの。
クッキングヒーターの表面のトッププレートを加熱して鍋を温めるわけではなく、電流を通すことで鍋やフライパンなど調理器具の底を直接加熱させるという仕組みです。
なので、トッププレートの上に電流が流れやすい素材で作られている鍋やフライパンが置かれない限り、発熱しません。
関連コラム:IHのラジエントヒーターは不必要? |
IHヒーター非対応の鍋を使ってしまったら?
もしIH非対応の鍋やフライパンを使ったら、器具が溶けてしまうんじゃないか?などと不安に思う方もいるかと思いますが・・・
IH非対応の調理器具を使ってしまったとしても、すぐに危ないことが起こるということはありません。
以下の状態になることが考えられます。
・加熱できない(加熱しても鍋が熱くならない、温度が上がらない)
・エラー表示が出る(IH非対応の表示、火力表示部分の点滅など) ・エラー音が鳴る ・温度センサーが反応せず高温になってしまう |
多くの場合は、鍋をのせてIHのスイッチを入れても加熱しません。
ですが高温になってしまうと最悪の場合火事に繋がる恐れがあるので、IHクッキングヒーターを使用する際は対応している調理器具を使うようにしましょう。
IHヒーター対応?非対応?調理器具のチェックポイント
調理器具の素材
・鉄
鉄は電流を流しやすい素材で、IHヒーターに対応しています。
しかし、厚みがなく薄いフライパンなどの場合、IHで加熱するとフライパンの真ん中が徐々に盛り上がったり変形してしまうことがあります。
鉄製の鍋やフライパンでも、変形した際は使用を中止しましょう。
・ホーロー
ホーローには鉄が含まれているので、IHヒーターに対応します。
ホーローの鍋は全体に厚みがあり、丈夫で熱伝導に優れているのでIHヒーターと相性がいいです。
・ステンレス
ステンレス製の調理器具はものによってIH対応のもの、非対応のものがあります。
磁石をつけてみて、くっついた場合は電流が流れる素材なのでIHヒーターで加熱することができます。
・アルミ、銅
アルミや銅の調理器具はIHヒーター非対応です。
・多層構造の鍋
多層構造の調理器具はものによってIH対応のもの、非対応のものがあります。
鍋の外側や、外側と内側の間の部分に鉄などの素材が使われていれば、使用することができます。
・耐熱ガラス、土鍋、陶磁器、焼き網など
基本的にはIH非対応です。
鍋底の大きさ
メーカーや機種によって違いますが、IHヒーターには直径12~26cmほどの鍋底の調理器具が適しています。
スプーンなど鉄製の小物を加熱してしまった場合に危険なので、鍋底の直径が小さすぎると加熱できない仕組みになっています。
鍋底の直径が大きすぎる場合は、加熱することは可能ですが熱にムラができてしまいます。
鍋底の形
IHクッキングヒーターはプレートと鍋底が密着すると加熱する仕組みなので、IHヒーターに調理器具の底全体がに接する必要があります。
ですので鍋底が平らな鍋やフライパンがIH対応となり、鍋底に3㎜以上のそりがあるもの、脚がついているもの、底が丸いもの、中華鍋などはIH非対応となります。
鍋底が曲がっており、ヒーターのプレートと部分的に密着する鍋を使った場合、一部分に集中して熱が加わるのでとても危険です。
鍋の破損や、火事に繋がる恐れもあるので使用しないでください。
IH非対応の器具の調べ方
鍋の詳細がわかる箱などを捨ててしまっている場合、その鍋がIH対応かどうか調べる方法はいくつかございます。
鍋底の表記を見る
鍋底に「IH可」と表記されている調理器具は、もちろんIHクッキングヒーターに対応しています。
また、鍋底にSGマークがあり、「SG CH・IH」「SG IH」と表記されている場合はIHクッキングヒーターで安全に使用できる調理器具となります。
SGマークとは(財)製品安全協会が認定した製品に対してつけられるマークです。
SGマークのない製品でも危険なものとは限らないですが、付いていると製品の安全性や安心性、賠償制度が不可されていることになるので、新たに調理器具を購入する場合選ぶ基準にしてみてください。
磁石をくっつける
IHヒーターは電流を流して加熱する仕組みなので、磁石がつく鍋やフライパンならIH対応の場合が多いです。
ですが、アルミ素材の調理器具はIHヒーターで使用することができません。
磁石がついたものの、鉄かステンレスかアルミかわからない場合は次の方法を試しましょう。
調理器具に水を入れて加熱する
IH非対応の鍋やフライパンを使っても、すぐに危険なことが起こることはありません。
なので実際に調べたい調理器具に少し水を入れてスイッチをONにして、対応か非対応か調べる方法もあります。
その結果、加熱できない、エラー音が鳴る、温度センサーが反応せず高温になるなどの症状が出た場合はIH非対応のものとなります。
しかし、メーカーはIH非対応の調理器具をIHで使うことは避けるべきとの見解なので、この方法は自己責任となります。
前述したとおり、温度センサーが反応せず高温になった場合火事に繋がる恐れもあるので、注意しましょう。
IHなのにアルミの鍋が使える?オールメタル対応
IHヒーターの種類にオールメタル対応という機種があります。
正式には「オールメタル加熱方式IH」といい、鉄やステンレスの鍋だけでなく、アルミ鍋や銅鍋も使える優れたIHヒーターです。
ガスコンロよりIHの方がいいけど、使い慣れたアルミ鍋を使いたいという方にとてもおすすめです
関連コラム:IHのオールメタル対応とは? |
おすすめのIHクッキングヒーター
パナソニック Aシリーズ ラクッキングリル
パナソニック製(Panasonic) KZ-AN76S
3口IHダブル(左右IH)オールメタル対応
A7タイプ 幅60cmタイプ
こちらは自動炊飯モードが搭載されており、白米・無洗米・発芽玄米が炊飯できます。
他にもたくさんの便利な機能がたくさん!
お手入れ性、調理性ともに高い満足度が得られるIHクッキングヒーターです
オールメタル対応なので、アルミ鍋も使えますよ♪
関連コラム:凍ったままグリルできちゃう!?時短調理できるIH |
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関連コラム:IHクッキングヒーターを長持ちさせよう |
最後までご覧いただきありがとうございました